現在は人工内耳を装用していますが、もちろん初めは補聴器をつけていました。
補聴器をつけていた期間は約10カ月とそんなに長くはなかったのですが、補聴器の時に苦労したことを書いていきたいと思います。
※令和2年12月16日追記(最後にの部分です)
甘く見ていた補聴器問題
今思えばそらそうやなと思うのですが・・・
難聴ということがわかりネットで調べると、どれだけ早く音を届けてあげることが大事だという
事をたくさん目にしました。またどれだけ長く補聴器をつけ音を届けてあげることが大事かということも
目にしました。それを知ったときは皆さんももちろん同じことを考えると思うのですが、
出来る限りつけれるときはつけて音を届けてあげようと考えていましたが、実際はそんなに甘くはなかった・・・
補聴器を取る
初めて補聴器のデモ機を付けたのが寝返りができるようになってちょっとしてからでした。
最初は片方だけだったのですが、寝返りをするたびに外れてしまったり、隙間が空いてハウリングしたり・・
抱っこをして頭を胸に当て座っていると子供が顔を上に向けたり左右どちらかに向くだけで補聴器があたり取れてしまう・・
耳事態もまだまだ柔らかく軽く当たったり触れるだけで補聴器が外れてしまいました。
手や腕の使い方が上手になると自分で取るようにもなりました。
補聴器が両耳になったときから当たり前ですが大変さが倍になりました・・・
車のチャイルドシートも付けたままだと少しでも顔を動かすと取れてしまいました・・・
ヘッドレストがあるのですぐに取れてしまうので車に乗っている間は外していました。
工夫が足りなかったのかもしれませんが・・・
取れやすく付けにくいのが補聴器というのが印象に残っています。
つけて安心なんてことはありませんでした・・・
取れて無くなったなんてことにならないように常に注意を払っていました。
安いものでもないので・・・
取れても落ちないように工夫はしていました。参考になればと思いますので画像を貼ります。
つけた時の感じ


本体を小さなわっかのゴムで締め付け携帯のストラップを付けるやつをゴムに通してます。
クリップを止める場所は首の後ろの服とか時期によってはよだれかけにつけてました。
補聴器の時だけではなく、現在人工内耳の装着する際も同じ方法です。
始めは片方の耳のみでのスタートでしたので、片方だけということもありそこまで苦労した記憶はありませんが、
9カ月になるころには両耳補聴器になりました。
さあここからです!!!今まであまり音が入ってなかったことを思うと少しでも長く補聴器を付けてあげようとは
思っていたもののとにかく補聴器を取る取る!!!
片方の時はあまり苦にはならなかったのですがつけるのもなかなか大変で、時間がかかったりすると泣き出す始末・・・
イヤーモールドを耳に差し込むのですが、これがサイズぴったりでしっかり耳から取れないよう引っかかるように
なっているので取れにくい=はめにくいというのが僕の印象です。
補聴器を取ってはイヤーモールドを食べる、補聴器自体を食べる・・・これに結構悩まされました。。。
時間がかかると片方つけている間に反対側を取る・・・じっとしていない・・・泣き出す・・・泣きたい・・・
泣かない・・・頑張ってつける・・・この繰り返しでした。
ハウリング
ざっくりですがハウリングというのは何なのかという説明からします。
耳にはめているイヤーモールドがフィットして装着されておらず補聴器からピーピーと結構大きな音が鳴ることをいいます。
ほんとに簡単すぎる説明ですが・・・笑
よく言われているのがカラオケでマイクとスピーカーを近づけるとなるあの大きな音の事です。
歌っている最中に”ファー”っと急に甲高い音が入ってきた!そんな経験をした方も少なくないと思います。
そうなんですあの音が結構頻繁に鳴っていたわけです!それがハウリングです。
療育施設に通っているほかの方に聞いたらそんなことあまりないよと言っていましたが、
補聴器の音の大きさやイヤーモールドとの相性など様々な要因があったと思います。
はーやんの裸耳は100デシベル程でしたので、補聴器の音自体も大きくなりやすかったのかもしれません。
とにかくハウリングするとイヤーモールドを付け直さなくてはいけない。
押し込んでみたりするのですがなかなかピント来なかったり痛がったり、しまいには着けるのを嫌がったり・・・
耳のサイズにぴったりなはずなんですがやはりどうしても隙間が出来てしまうときがあり、そうなるとハウリングします。
どうしてもまだまだ小さくどんどん大きくなる時期なので耳のサイズも多少変わってきます。
初めにに作ってもらってから3カ月もたってなかったと思いますがハウリングがひどく新たに型を取り作り直してもらいました。
といっても型をとってすぐに出来上がりーなんてことはないのでしばらくはハウリングと闘ったことを覚えています。
作り直してもらったからハウリングがなくなったということはなく、少なくはなりましたが・・・
気になることがあればすぐに担当の言語聴覚士の先生に相談することが大事です!
すぐに対応してくれました。もちろん補聴器の事だけではなく、今抱えている不安などもどんどん聞いて解消していくということが大事です。

最後に
この補聴器問題ですが多くの方が悩まれると思います。
出来るだけ長く音を届けてあげたいがために取れてもすぐにつけてあげる。
でもまだまだ赤ちゃん気になって気になってすぐに取ってしまう・・・仕方ありませんよね。
診察に行けば、療育先でも「今1日でどれぐらいの装用してますか?」
結構なプレッシャーですよね・・・
全然つけることが出来ない!当時は必至でここまで頭を回すことが出来ませんでしたが、そりゃそうですよ!
少しでもつけてくれていること自体がほんとにすごいことだと思いませんか?
だってまだ赤ちゃんですよ?
数回すぐに繰り返して取ってしまうのであれば「気になるよね~ちょっと時間をおいてまたつけてみようか~♪」
「ねえ?どうして?どうしてすぐに取ってしまうの?」
思ったり口にしてしまっていませんか?
表情に出てしまいます。
親も子もお互いにとってストレスとならないように考え方を変えてみてください♪
取って、かじって、引っ張って当たり前♪
これもすべて時間が解決してくれます♪♪♪
焦らず着けれるときに着ければいい♪
着けている時も付けていない時も同じように話しかけてあげることが大事♪
たくさんたくさん話しかけ、歌ったりして今しかない時間を楽しんでください♪